
※2014年のマネックス証券のIPO(新規公開株)の取扱実績は次のとおり。
◆引受数合計 ⇒ 2,073,800株 ◆占有率(引受数/全引受数) ⇒ 0.44% ◆占有率順位 ⇒ 12位
◆IPO勝敗(主幹事銘柄の初値≧公募価格) ⇒ 0勝0敗 勝率 0.000
◆IPO参加率(IPO取扱銘柄数/全IPO銘柄数) ⇒ 38社/77社 参加率 0.493
◆2001年〜2014年までの通算成績 ⇒ 5勝0敗 勝率 1.000
マネックス証券は、IPO(新規公開株)の引受株数で昨年とほぼ変わらずの、207万株超を取り扱う。
主幹事銘柄は、無し。2007年を最後に1件も無く主幹事の取扱は停止中か。また、幹事証券としても、大量引受はおこなわず、ジャパンディズプレイ(6740)で101万株超を取り扱ったのが最高。西武HD(9024)の18万株超、日立マクセル(6810)の17万株超、すかいらーく(3197)の11万株超までが10万株以上の取扱。占有率は、昨年から半減し、0.5%以下に低下。
占有率は過去14年間で、7位が2回。8位が1回。9位が1回。10位以下が10回。
2014年は、主幹事が無しなのは変わらず。幹事証券としてのIPO参加率は5割程度にとどまり、SBI証券の背中は遠い。さらに、その引受割合は大手証券会社よりも低い。引受数は極小ではあるが、ネット証券ならではの全数量において完全な一律抽選を掲げているところには救いはあるか。せめてリクルートHD(6098)のような大量良品時に多数を引き受けてくれれば夢が広がるのだか。
IPO(新規公開株)の主な抽選ルール(配分基本方針)は、次のとおり。
◎抽選の実施
抽選による配分は、ブックビルディング期間中に行われた需要申告が対象。
需要申告は、インターネットを通じてのみ受付。
完全前金制を採用。需要申告の際に、取引口座に申告相当額以上の預り金残高(預り金+MRF)が必要。
申告相当額は、需要申告中においては、他の取引には利用出来ない。資金拘束あり。
複数の証券会社に同一の需要申告を行っていることが確認された場合には、当社への需要申告は無効。
◎当選数量
原則として一人あたり1単位。
⇒ できるだけ多くの者に配分を行うため。
◎抽選に付する数量
原則として、配分数量の全てを抽選により配分先を決定。
◎抽選方法
・申込者数が配分単位数よりも多い場合
⇒ 抽選対象となる需要申告者ごとに一つの乱数(抽選権)を付与した上で抽選を行い、当選者に対し1単位ずつ配分。
例え、需要申告時に多数単元を申告しても当選確率は上がらない。当選数量も1単位のみ。
・申込者数が配分単位数よりも少ない場合
⇒ 需要申告者すべてに1単位ずつ配分。残りの配分数量については、需要申告株数の単位数(ただし、すでに配分した1単位を除く)ごとに乱数(抽選権)を付与した上で抽選を実施。
抽選方式によらない配分については、記載なし。
配分数量の全てを抽選により配分先を決定しており、抽選によらない個人及び機関投資家等への配分も無いか。
投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。